2023年1月31日に、第2回目の有識者会議が開催され、議事要旨が公表されました。有識者の皆さんのご発言に、「技能実習制度は廃止!」という、昨年まであった強行的な論調が見当たらなくなったことに少し安心しています。
今回のお話は、キャリアパスの構築と、日本語能力向上について、実務的な視点で意見させていただきます。
今回もパート3に続き、2022年12月14日に行われた、技能実習と特定技能の両制度の改正を議論する第1回目の有識者会議の議事録の発言に対して意見を述べさせていただきます。 焦点を当てたのは、「技能実習制度の目的と実態のかい離」に関するご発言です。
2022年12月14日に、技能実習と特定技能の両制度の改正を議論する第1回目の有識者会議が開催されました。
特に注目したいのは、技能実習制度の存廃についてです。 あれだけ、廃止を唱えていた世論でしたが、「廃止を検討する」という意見よりも、「制度趣旨を見直し、両制度を存続させる」といった意見が多い印象を受けました。
わたしは、「制度を合体するのではなく、両制度の役割を明確にして、行政の窓口を一つにすべきだ」と考えています。この意見を踏まえて、有識者の皆様のご発言に意見させていただきました。