エコ・プロジェクト協同組合

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技能検定随時3級〈プラスチック成形・インフレーション成形作業〉の実施

2017年8月に入国し、3年目を迎える福井化成株式会社の中国人技能実習生テイさんとリさんが、愛知県下内では今年度4人目となる「プラスチック成形・インフレーション成形作業」の技能検定随時3級(実技)に挑戦しました。

 

実技試験では、「空冷式インフレーション成形機」という特殊な設備を使用し、ビニール袋を制作します。試験当日初めて見せてもらう「成形条件記録表」に従って、溶かした原材料を風船のように膨らませた後、帯のように巻いて納品しやすい形状にまとめなければなりません。ビニール袋の表面の厚みを0.020mm~0.040mmにするという極薄で均一に調整する技術が求められます。

 

受検者の二人は、「普段はこんなに薄いものは作っていません・・・」と少し不安そうな顔をしていましたが、いざ本番に入ると二人とも非常に落ち着いた様子で試験に臨んでいました。私から「3年の技能実習が終了したらどうしますか?」との問いに対し、「かわいい子供が待っているので早く会いたいです!」と笑顔で答えてくれました。自信に満ち溢れた二人を見て「合格は間違いない!」と確信しました。(広報部:和田壮司)

 

技能検定随時2級〈鉄筋施工・鉄筋組立て作業〉の実施

このほど当組合及び埼玉県下では初の実施となった「鉄筋施工・鉄筋組立て作業」の技能検定随時2級(実技・学科)に立ち会いました。2017年10月に入国した有限会社小林興業所属のナム君、チャン君、2017年11月入国した有限会社大橋鋼業所属のキム君、ハイ君が検定に挑みました。4名は、いずれも技能実習生から建設就労者としてまもなく満5年を迎える中核レベルの鉄筋工です。

 

課題は「曲げ加工した鉄筋を使用し、図面及び仕様に従い、基礎、柱及びはりの取合い部の鉄筋の組立てを行う」というものですが、随時3級に続き今回も結束線の「たすき掛け」は普段の業務で行っている「片だすき」ではなく「両だすき」を指定され、短時間で高い技術力を発揮しなければなりません。

 

試験開始から片付けまで3時間、集中から解き放たれた4名はぐったり疲れた面持ちで「難しかった。」と語りました。

 

有限会社小林興業の小林さん、有限会社大橋鋼業の大橋さんは、「この日のためにしっかり練習もした。日頃の技術力なら合格できると思う。」と話され建設就労者たちへの信頼を感じました。来週早々にも組合へ合否連絡があるものと思います。(広報部:田中美穂)

 

技能検定随時2級〈工業包装・工業包装作業〉の実施

2018年2月、KYBロジスティクス株式会社の第3号技能実習生として再入国し、第1号生から通算し5年目を迎えるインドネシア人技能実習生2人(アリくん・ナスハくん)が、このほど当組合と岐阜県下では初となる「工業包装・工業包装作業」の技能検定随時2級(実技)に合格いたしました。

 

課題は日本工業規格に定める普通木箱を材料の切断から釘打ちまで1時間、ポリエチレン加工紙を使用して、最大長さ約70cmの内装用防水袋を20分といった短時間での製作を求められる非常にハードルの高いものでした。

 

検定を終えた2人から手ごたえを聞きました。「今回は時間との闘いでした。検定合格のために約3週間、毎日2時間、ストップウォッチを使いながら練習に励みました。実習をさせてくれる会社への感謝の気持ち、一生懸命教えてくれる指導員さんの恩に報いること、そして母国の愛する家族への思いが合格へのモチベーションでした。あと、僕たちは梱包のプロフェッショナルだから絶対に受かりたいです。」

 

笑顔で答えてくれる2人から実習に対する自信とプライド、そして、技能実習指導員の牧田さんからは技能実習生に対する包容力を感じました。本人達と実習実施者が取り組んだ努力の賜物である「合格」の知らせは支援してきた組合としては大変嬉しいものでした。(広報部:和田壮司)

 

技能検定随時3級〈機械加工・数値制御盤〉の実施・合格

2016年7月に入国し、3年目を迎えるインドネシア人技能実習生2人が、このほど当組合内では初となる「機械加工・数値制御旋盤作業」の技能検定随時3級(実技)に合格いたしました。数値制御旋盤作業は、2017年12月に機械加工職種に新たに追加された作業です。課題図に従いパソコンでいくつかのプログラムを作成後、そのデータを数値制御旋盤機にセットして、作成したプログラムを組み替えながら課題図通りの完成品を切削加工します。

 

この1ヶ月間、技能実習指導員のみならず職場全体で2人の練習を手助けし、2人も前向きに勉強に取り組んできました。本人と企業が取り組んだ努力の積み重ねが実を結び、支援してきた組合としては嬉しい知らせでした。(広報部:和田壮司)

 

2018年度優秀外国人建設就労者表彰を受賞報告!

2015年5月から2018年5月まで外国人建設就労者として活躍した翁飛君が、このほど、国土交通省が実施する「優秀外国人建設就労者表彰(国土交通省土地・建設産業局?賞)」を受賞しました。

 

彼は、建設就労最後の年となった2018年3月、コンクリート圧送技能士2級〔実技・学科両方〕という難試験に合格しました。2018年10月に「第3号技能実習生」として、引き続きコンクリートポンプ株式会社(岐阜県各務原市)に再雇用され、現場の主任技術者としてコンクリート圧送作業におけるオペレーター業務を行っています。なお、1年後は、コンクリート圧送技能士1級に挑戦します。

 

本日、当組合に同社の加納副社長と共に受賞のあいさつに来られ、当組合からもささやかですが褒章を手渡しました。

 

翁飛君は、当組合の役職員からの激励を受けた後、入国後講習中の技能実習生たちの教壇に立ちました。インドネシア人技能実習生から「仕事を始めたら機械の使い方がわかりません。どうしたらいいですか?」と質問されると「わからないことは必ず先輩に聞いてから作業をすること、自分で考えてやってはダメです。」と仕事のアドバイスの他、6年間の日本での食生活や日本語の勉強の工夫等を日本語で説明しました。

 

2019年3月4日〔月〕、東京都内で開催される表彰式に出席するため、加納副社長からスーツを新調していただくとのこと。素敵な労使関係を築かれたことに、心が温まりました。(副理事長:澤村美喜)

 

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