東京都内の建設現場に向い、1ヶ月に1回の「訪問指導」を実施しました。
鉄筋工事会社(埼玉県)に雇用される建設就労者2名は、鉄筋施工の技能実習生として3年間滞在し2015年2月に帰国、同年9月に建設就労者として再入国しました。
建設就労者に、日本語の会話力をたずねると、生活上の普段話はまだ苦手のようですが、仕事で使う現場の専門用語や意思疎通は問題ないとのこと。その言葉に鉄筋工の仕事に対するプロ意識が伝わると同時に、休憩所において他の社員と話す様子を見て、深い信頼関係でつながっていると感じました。
建設就労者を指導する管理指導員によると「建設就労者は、入国してからすぐに日本人社員と全く同じ仕事ができるので大変頼りになっている。技能実習は3年間で修了するので、仕事が出来る頃に帰国してしまうことが残念に思っていたが、再び一緒に仕事ができることで、技能実習の成果が実り、技術指導をしてきた価値を感じることができる。これまで受け入れをしてきて良かった。」と話されました。
(広報部:久高亜希子)
現在、外国人技能実習制度の法制化を目前に控えていることから、当組合では技能実習計画を策定する部署において「技能実習2号移行対象職種・作業」に関する知識を研究するための勉強会を開催しました。
発表者は4職種程度を担当し、必須作業の工程や職種間の関連性、使用機械・設備・工具等を写真や図解で説明後、技能検定のポイントや職種ごとの資格や有害業務の有無等を発表しました。
本日は、建設分野職種(建設大工、石材施工、内装仕上げ施工、とび、防水施工、サッシ施工、表装)を2人の職員が担当し、副理事長をはじめ、申請部・広報部の9名が聴講し、その後は熱い質疑応答が繰り広げられました。
その他の職種(機械金属・食品製造・その他)の勉強会は、本年12月中旬までに完了する予定です。(副理事長:澤村美喜)