当組合傘下の実習実施機関・受入建設企業に在籍する技能実習生・建設就労者の技能検定・技能評価試験上位級〈3級・専門級〉合格者数が50名を突破、うち学科試験と実技試験の両方に合格した者は24名に達しました。現在、技能実習新制度上の上位級受検義務化を目前に控えておりますが、前もって挑戦させている企業が増加しております。下記は、合格者を輩出又は直近で受検予定の職種/作業です。
〈技能検定・3級〉
○ 冷凍空気調和機器施工/冷凍空気調和機器施工作業
○ 鉄筋施工/鉄筋組立て作業
○ とび/とび作業
○ コンクリート圧送施工/コンクリート圧送工事作業
○ 婦人子供服製造/婦人子供服製造作業
○ 帆布製品製造/帆布製品製造作業
○ 工場板金/機械板金作業
○ めっき/溶融亜鉛めっき作業
○ 仕上げ/金型仕上げ作業
○ 仕上げ/治工具仕上げ作業
○ 塗装/噴霧塗装作業
○ 工業包装/工業包装作業
〈技能評価試験・専門級〉
○ 食鳥処理加工業/食鳥処理加工作業
○ 加熱性水産加工食品製造業/調味加工品製造
○ 溶接/半自動溶接
○ 陶磁器工業製品製造/パット印刷作業
2015年5月に入国し、1年が経過した建設就労者の翁飛君(受入建設企業:コンクリートポンプ株式会社)が、コンクリート圧送施工の「技能検定随時3級」(実技・学科両方)に挑戦し、日本で初めて合格することができました。この1年間、合格に向けて本人と企業が取り組んだ努力の積み重ねが実を結び、支援してきた組合としては大変嬉しい知らせでした。
試験を主催した岐阜県職業能力開発協会によると、コンクリート圧送施工職種の随時3級は学科試験の実例がないため過去問が一切公開されておらず、さらに、実技試験は日本人向けの「技能検定3級」と同じ試験を実施するというものでした。
試験の当日、岐阜県職業能力開発協会の検定員からは、「彼ほどの技術なら、どの企業でも再入国をさせたいだろう」とお褒めの言葉をいただきました。残りの滞在期間は2年間しかありませんが、さらに技術を修得し社会に貢献して欲しいと感じました。(広報部:原深雪)