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技能検定随時2級〈家具製作/家具手加工〉の実施

2020年10月27日、豊桑産業株式会社のベトナム人技能実習生4人が、同社内では初の技能検定随時2級〈家具製作/家具手加工作業〉に挑みました。随時2級の実技試験は、課題の製作図に基づき原寸図を作成し、手工具を使用して仕口工作(木材を接ぐ作業)を行い、わく状の製品を製作します。特に、接合部分には「5枚組接ぎ」「両面留形包み5枚あり組接ぎ」や、「両面腰欠き木ねじ締め」「通し2枚ほぞ接ぎ」などの高度な技術が求められ、試験時間5時間30分に及ぶとても難しい試験です。
 
技能検定対策を行った指導担当者は、初めての試験内容に戸惑い、社内の皆さんの協力を得ながら、2ヶ月前から特別な練習を開始したそうです。そして、終盤には本番同様の一通りの実地試験を2回行い、当日の受検に備えました。
 
いざ試験の開始です。一斉に図面の作成にとりかかりました。4人とも手順を理解していることが感じられるほど順調に作業を進めていきます。そして試験時間内にはきちんと課題製品の形が完成しました。
ところが、2人は図面作成の段階で、1か所の寸法を間違えてしまい、間違えた図面どおりに製作したため、大きな減点となりました。また、他の2人は小さな減点が散見しました。
 
指導担当者は、「試験対策を始めて、たった2ヶ月間でよくここまで上達した。」と評価しました。「随時2級は難しい試験だが、練習通りに実技試験ができれば、必ず合格できる能力だ。」ともおっしゃっていました。今回は初めての試験内容で要領をつかめない部分もありましたが、この経験が次につながることを信じています。

 

広報部 打田 宏

 

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