エコ・プロジェクト協同組合

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岐阜県岐阜市薮田南4丁目10番4号

入国制限緩和後初の技能実習生らがセントレアに到着

 本日、第1号技能実習生11名、第3号技能実習生3名、合計14名のインドネシア人技能実習生たちが、中部国際空港(セントレア)に到着しました。

 現在、インドネシアは、検疫所の宿泊施設での3日間の待機を求められる国(指定国)となっており、当該14名は、本日から3月28日まで、セントレア周辺にある政府指定の宿泊施設へ入所します。最終日、宿泊施設で受けた検査の結果が陰性であれば、退所後の自宅等待機は求められないため、第1号技能実習生は当組合の宿泊施設へ、第3号技能実習生は各企業の宿泊施設へそれぞれ移動します。

 なお、政府指定の宿泊施設内であっても、リモートによる入国後講習が認められているため、第1号技能実習生は、明日から当組合の講師と共に日本語学習をスタートします。

 

 残る200人余の技能実習生、特定技能者、建設就労者らは、VISA発給及び航空便の手配ができ次第、入国を進めてまいります。

副理事長 澤村 美喜


技能実習評価試験上級〈自動車整備作業〉の実施

2021年6月23日、ウスイ自動車株式会社の技能実習生3号のヒエンさん(ベトナム国籍)が、愛知県で初めての開催となる技能実習評価試験上級〈自動車整備作業〉の実技試験に挑戦しました。この試験に一度で合格すると、愛知県下で第一号の技能実習生合格者となることから、受験する本人はもちろん、同行した私にまで力が入りました。

 

この試験では、コンプレッション・ゲージ(エンジン内の圧を測定する機械)やスキャンツール(故障診断装置)を使用して、試験用車両の故障診断・良否判定をする実技課題ほか、当日配布されるタイヤやエンジンの資料を見て良否を判定する、座学の課題も行われます。

 

本番直前は「緊張しています…」と話していたヒエンさんでしたが、いざ始まると持ち前の集中力を発揮し、規定時間内に全ての課題を終えていました。試験後は、練習の成果を十分に出し切ることができ満足したようで、素敵な笑顔をカメラに向けてくれました。その顔を見て、私もほっと安心しました。きっと合格だと信じています。

 

広報部 山下 萌香

 


技能検定随時2級〈家具製作/家具手加工〉の実施

2020年10月27日、豊桑産業株式会社のベトナム人技能実習生4人が、同社内では初の技能検定随時2級〈家具製作/家具手加工作業〉に挑みました。随時2級の実技試験は、課題の製作図に基づき原寸図を作成し、手工具を使用して仕口工作(木材を接ぐ作業)を行い、わく状の製品を製作します。特に、接合部分には「5枚組接ぎ」「両面留形包み5枚あり組接ぎ」や、「両面腰欠き木ねじ締め」「通し2枚ほぞ接ぎ」などの高度な技術が求められ、試験時間5時間30分に及ぶとても難しい試験です。
 
技能検定対策を行った指導担当者は、初めての試験内容に戸惑い、社内の皆さんの協力を得ながら、2ヶ月前から特別な練習を開始したそうです。そして、終盤には本番同様の一通りの実地試験を2回行い、当日の受検に備えました。
 
いざ試験の開始です。一斉に図面の作成にとりかかりました。4人とも手順を理解していることが感じられるほど順調に作業を進めていきます。そして試験時間内にはきちんと課題製品の形が完成しました。
ところが、2人は図面作成の段階で、1か所の寸法を間違えてしまい、間違えた図面どおりに製作したため、大きな減点となりました。また、他の2人は小さな減点が散見しました。
 
指導担当者は、「試験対策を始めて、たった2ヶ月間でよくここまで上達した。」と評価しました。「随時2級は難しい試験だが、練習通りに実技試験ができれば、必ず合格できる能力だ。」ともおっしゃっていました。今回は初めての試験内容で要領をつかめない部分もありましたが、この経験が次につながることを信じています。

 

広報部 打田 宏

 


技能審査2級〈紡績運転/精紡工程作業・前紡工程作業〉の実施

2020年8月27日、大垣扶桑紡績株式会社の大垣工場・扶桑工場のベトナム人技能実習生たちが「紡績運転」の技能審査2級試験に挑戦しました。2017年10月入国のリーさん、ミンさん、2018年7月入国のバーさんが「精紡工程」、2017年10月入国のチュエンさん、トゥイさんが「前紡工程」を受験しました。

 

精紡工程の課題は、①糸継ぎ②機台の始動及び停止③粗糸継ぎ④機台の見回りです。素早く糸をつなぐ際には、指先を使う細かい動作が必要となります。前紡工程では、①継ぎ・交換②パッケージ交換③供給④機台の始動・停止の課題を行います。作業を順序よく行うために、ケンス(オレンジ色の大きな入れ物)を手際よく移動させる必要があります。

 

最初に学科試験が行われました。専門的な言葉や難しい日本語が多いため、みんな不安そうな様子で開始直前まで、もらった問題プリントを何度も読み直していました。終了後、ホッとした様子でした。

 

次はいよいよ実技試験です。試験直前は、緊張している様子でしたが、いざ始まると、試験官に向け、手を挙げ大きな声で「はじめます!」と自信をもって臨んでいました。安全確認を行いながら、テキパキと作業をして、すべて制限時間内に終えることができました。真剣に試験に臨む姿はとてもかっこよかったです。指導員の方も「何度も練習をしているので実技試験は大丈夫だと思います。」と笑顔で答えていました。

 

実技試験終了後、技能実習生たちも、みんな笑顔で自信満々の表情でした。手応えのある様子だったので、おそらく合格かと思います。合否の連絡が届くのが待ち遠しいです。

 

広報部 石井 花枝

 


岐阜県主催の「外国人材受入企業等意見交換会」に出席

昨日、岐阜県が主催する「外国人材受入企業等意見交換会」に出席してまいりました。
当日は、名古屋出入国在留管理局、岐阜労働局、岐阜県等の行政機関に加え、県内の経済団体や外国人雇用企業、当組合と同じく技能実習生や特定技能外国人を取扱う協同組合等が出席いたしました。
出席された方々からは、新型コロナウイルス感染症の拡大により「外国人材が入国できない、帰国できない」といった事象とともに、先行き不透明な日本経済を不安視する声が多く聞かれました。


現在、外務省の査証発給制限によって、すべての国から入国便が規制されています。また、相手国の政策により帰国便も欠航しており、世界規模で人の往来が停滞しています。こうした中、帰国できない外国人には、在留資格「特定活動」(6ヶ月)を付与し、同一企業・同一職種で就労を継続することができます。しかし、在留手続の処理を行う名古屋出入国在留管理局では、許可までに時間を要している窮状も伝えられるなど、まさしく非常事態にあると感じました。

当組合の組合員企業については、一時帰休制度を使わざるを得ないところから、36協定の特別条項の上限時間まで時間外労働を行っているところもあり、職種や取扱製品によって繁忙の差が大きい事象が続いています。


こうしたアンバランスな状況により、技能実習生の自粛生活にも変化が生じていることから、行政機関に対し、日本全体の経済活動が円滑に進むよう柔軟的な対応を求めました。


本日、中日新聞の岐阜県内版に本件記事が掲載されたのでご紹介いたします。
中日新聞・岐阜県版(2020.8.25)


また、岐阜放送で放映されたYouTube版が配信されておりましたので併せてご紹介いたします。
YouTube 岐阜新聞チャンネル(2020.8.25)


副理事長 澤村 美喜


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