2022年11月22日に、技能実習と特定技能の両制度の改正を議論する有識者会議が設置され、古川司法制度調査会長が、今後の方向性について、次のようなお考えを公表しました。
「2つの制度を一本化し、技能実習を廃止することが選択肢になる。」
「技能実習制度は、入門編の役割を果たしてきたため、『特定技能0号』のような新たな位置付けを設けるのも一案になる」
「日本語や技能の上達にしたがって、希望者が特定技能にステップアップする姿が望ましい。」
「制度をシンプルにして、来日後の将来像を見通しやすくすることも重要だ。」
そして、12月14日に、有識者会議の会合がスタートしました。まずは、両制度を運営するわたしの立場から、二つの制度について、優れた点と問題点を分けてみたいと思います。