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工業製品製造分野で組合初の快挙!―― 王鑫さん「特定技能2号」取得

 株式会社メタル・クラフト(組合員/岐阜県岐阜市)で就労する王鑫(オウ キン)さん(38歳|中国国籍)が、20241028日付で「特定技能2号」の在留資格を取得しました。当組合ではこれまでに建設業分野で計4名(2社)の同在留資格者を輩出してきましたが、今回は初めて工業製品製造業分野での取得を支援することに成功しました。この快挙に至るまでの道のりや今後の展望について、王さんにお話を伺いました。

 

【王鑫さんの経歴】

 王さんは20079月に別企業の研修生として来日しましたが、倒産により同社が引き受けました。外国人建設就労者を経て、201910月から特定技能1号として、通算11年間就労しています。そして、202410月、年1回しか実施されない技能検定1級に見事合格しました。

 

【王鑫さん】


Q.どのような教材を使われましたか?

A.実技については愛知県で講習を受け、学科については過去問を繰り返し解くことで理解を深めました。毎日少しずつ過去問を解いて、解説を読み込むことが効果的でした。


Q.日本で働くなかで身に付けたスキルはありますか?

A.高速道路の橋梁工事に関する溶接作業や水門のひずみを取る作業などの非常に高度な仕事ができるようになりました


Q.日本人と良好な関係を築く上で大切にしていることはなんですか?

A.挨拶を大切にしています。


Q.日本と中国の生活スタイルの違いはなんですか?

A.日本は静かで、丁寧な人が多いです。家の中も静かなことが多いですね。技能実習生のとき、同僚の中国人実習生と生活していましたが、毎日賑やかでした。


Q日本でご家族と一緒に暮らすことを考えていますか?

A.家族も一緒に暮らしたいと考えていて、家族も日本語を勉強し始めています。1月に来日予定です。きっと気に入ってくれると思います。

 

 インタビューの後、王さんが実際に作った練習用の工作物を見せていただきました。図面の読み取り、鉄板からの切り出し、曲げや穴あけ等、寸分たがわぬ加工精度が求められる中で、王さんの匠な技術が発揮されていました。特定技能2号としてさらなる飛躍を祈っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

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