日本で働く外国人が、保管している「大切な書類」を、知っていますか?
日本で働く外国人は、「日本で、転職をするとき」、「帰国後、もう一度、日本で働くとき」、「自分の国で、日本で働いた経験を証明するとき」に、大切な書類を提出しなければならないときがあります。
その大切な書類は、働き始めてから、会社や組合からもらうことが、ほとんどです。もらった書類は大切に保管しましょう。
書類の名前は、次の表を見てみましょう。
大切な書類とは?
書類の名前 | 説明 |
① 給与明細書 | 1か月間の給料、税金、保険料などが、書いてあります。 |
② 源泉徴収票 | 1年間の給料、税金、保険料などが、書いてあります。 |
③ 試験の合格証 | 技能試験、日本語試験に合格したことを、証明します。 |
④ 技能講習修了証明書 | 技能講習で修得した技能を、証明します。 |
⑤ 健康診断の結果表 | 毎年受ける健康診断の内容や、結果が、書いてあります。 |
⑥ 年金番号がわかる書類 | 年金に関する内容が、書いてあります。 |
⑦ 雇用保険被保険者離職票 | 会社を辞めたときに、配布されるものです。 |
このうち、在留資格の手続きを進めるために、必要な書類は①②③⑤です。
なぜ大切に保管しないといけないのか?
書類をどのように、保管しないといけないのか?
書類は、1つにまとめて、ファイルや封筒にいれましょう。ファイルや封筒には、「大切な書類」と書いて、ほかの書類が混ざらないように、パスポートと一緒に保管しましょう。また、同じ部屋に、2人以上で住んでいる場合は、ファイルや封筒を、ほかの人が見えないところに保管してください。鍵の付いた引き出しや、棚に入れましょう。また、必要な時に、すぐに取り出せるようにしましょう。
〈個人情報がもれないように、注意しましょう〉
書類には、個人情報(名前・生年月日・住所・電話番号など)が書いてあります。あなたの個人情報を利用されて、犯罪に巻き込まれることがあるので、保管するときは気をつけてください。