2015年5月に入国し、1年が経過した建設就労者の翁飛君(受入建設企業:コンクリートポンプ株式会社)が、コンクリート圧送施工の「技能検定随時3級」(実技・学科両方)に挑戦し、日本で初めて合格することができました。この1年間、合格に向けて本人と企業が取り組んだ努力の積み重ねが実を結び、支援してきた組合としては大変嬉しい知らせでした。
試験を主催した岐阜県職業能力開発協会によると、コンクリート圧送施工職種の随時3級は学科試験の実例がないため過去問が一切公開されておらず、さらに、実技試験は日本人向けの「技能検定3級」と同じ試験を実施するというものでした。
試験の当日、岐阜県職業能力開発協会の検定員からは、「彼ほどの技術なら、どの企業でも再入国をさせたいだろう」とお褒めの言葉をいただきました。残りの滞在期間は2年間しかありませんが、さらに技術を修得し社会に貢献して欲しいと感じました。(広報部:原深雪)
“機械保全/機械系保全作業”の技能検定基礎2級試験は、全国で年間約400人ほどの技能実習生が受検していますが、非常に少ない職種の一つです。
本日、日本プラントメンテナンス協会において、三重県所在の実習実施機関に在籍するタイ人技能実習生3名が、“機械保全/機械系保全作業”の技能検定基礎2級に挑みました。
彼らは、日頃から実習実施機関のご担当者から真面目で素直だと好評価をいただき、ご担当者と二人三脚で試験勉強に取り組んできました。最初に行われた実技試験では、潤滑油の粘度状態を判定する問題などが出され、次の筆記試験では異常時の応急処置等の安全衛生作業に係るものから高度な専門的知識が必要とされる内容が出題されました。勉強の甲斐もあり3名共に無事合格いたしました。
なお、技能検定試験中の写真撮影が禁止されているため、下の写真は試験終了後に撮影しました。
(広報部:田中美穂)